『ひいくんのあるく町』×『沈没家族』 20代前半監督たちが鮮烈に描く「家族とコミュニティ」


卒業制作作品ながら、今夏ポレポレ東中野で公開されて新鮮な感動を呼んだ『ひいくんのあるく町』(監督:青柳拓)と、 今年度のぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞した『沈没家族』(監督:加納土)。

共に20代前半の初監督作品にも関わらず、家族や地域のコミュニティといった現代的で 重くなりがちなテーマを軽やかに描ききったた両作品が初めてのカップリング上映!上映後は両監督が、初見のそれぞれの作品含めて縦横無尽に語りつくします!
プログラマー/司会:大澤一生(ノンデライコ)


『ひいくんのあるく町』

少子高齢化問題に直面する町の現実を、一人の男性を軸に捉えたドキュメンタリー。
シャッターの下りた店が目立つ商店街を歩くひいくんと呼ばれる男性を追いながら、町の人々と彼の長年にわたる交流や商店街の変遷をひもとく。
監督は、この地域の出身の青柳拓。かつては日本中にあったような風景を映し出す。



Profile

青柳拓 プロフィール

1993年生、山梨県市川三郷町出身。高校卒業後、ビデオカメラマンの父と電気屋の叔父の影響で2012年日本映画大学に入学。同大学前身である日本映画学校のドキュメンタリー作品に惹かれ、一年間の休学期間中を経て2年次よりドキュメンタリーを専攻。卒業制作のために帰郷し『ひいくんのあるく町』を監督。



『沈没家族』

20年前、シングルマザーになった加納穂子は子どもの保育に参加する人を募集した。
集まった大人たちで始まった共同保育の取り組みを彼らは「沈没家族」と名付けた。
この作品の監督である加納 土はその不思議な「家族」で、幼い頃を過ごした。集まっていた大人たち、
母、そして離れてくらしていた「父」に会いにいき、監督は「沈没家族」とは何だったのか、探し求める。



Profile

加納 土 プロフィール

1994年生まれ。現在23歳。 幼い頃を「沈没家族」で過ごす。9歳の時、東京、八丈島に移住。八丈高校2年生の時、森達也の「A」を観て、ドキュメンタリーに関心を持つ。武蔵大学社会学部メディア社会学科に入学したのち、3年次から撮影をはじめ、卒業制作として本作を監督。